●319　波上の音樂　はじょうのおんがく　〇かすみかかれるとおやま

　表題：波上の音樂
　読み：はじょうのおんがく

　収録：(A)中等教育唱歌集 山田源一郎著 共益商社 1907(M.40).8.25=初/1908(M.41).4.25=再版 ◎Copy=(K1)
　　　　(B)音樂新報第２巻４号 音樂新報社 1905(M.38).6 ◎Copy=(Z1)

　記譜：(A)(B)単声（伴奏なし）　三重唱　ヘ長調　3/8

　インチピット：ソ｜ソソソ｜ミファソ｜ラララ

　曲：カーペンター，ジョン・オールデン(Carpenter, John Alden)(1876-1951)[アメリカ]だろう
　詞：犬童球渓

---

［詞］　※中等教育唱歌集より

　　[合唱]霞かかれる遠山（とほやま）　浮ぶは帆船かや
　　　　　空に連なる海原　寄する浪おも白
　　　　　雪如（な）す女波（めなみ）の　岸に散るはアルトか
　　　　　岩如（な）す男波（をなみ）の　磯を拍（う）つはベースか
　　[高音独唱]岸に散るはさざ波　磯を拍つはおほ波
　　　　　　　微妙（たへ）なる節調（ふし）空にすみ　聞くも嬉し浪の音
　　[中音独唱]波の調べ絶ゆれば　風の調べソロとなり
　　　　　　　旦夕（あしたゆうべ）さながらに　�~の仙境（みその）海の面（も）は

---